室町時代から続く日本の伝統芸能である「能楽」は、2001年第一回ユネスコ世界無形文化遺産に登録され、世界に認められました。
これは非常に誇らしい事ですが、残念なことに日本の伝統的な文化に興味・関心を持つ人は多くありません。
能楽愛好者の多くは高齢の方々で、若い世代の後継者が育ちにくい環境となっています。
また、能楽を鑑賞する機会は大都市圏に比べて地方では非常に少ないことは、能楽離れが拡大している原因の一つと考えられます。
世界的に知られている能楽が、日本で衰退している事は深刻な問題だと思います。
このような現状を打開するために、特定非営利活動法人を設立しました。
下記の3つの改善方法を実践したいと考えています。
- 子供達に気軽に日本の伝統芸能を試す機会を与え、創造的なイベントを考案し実施します。
- 伝統芸能をどのように維持していけばよいか、幅広い年齢層で意見交換をする機会を設けます。
- 能楽の新しい在り方を団体内外で提案し実行します。
最も大切なことは、「次(の世代)に文化を繋げること」です。
これらを基に、幼稚園から大学までを対象に能楽師を派遣し、能楽体験教室など様々なイベントを開催しました。また交流会等で多くの機関との情報交換を通じて、能楽を広める活動をしてきました。
この組織を特定非営利活動法人として申請するに至ったのは、能楽を発信する規模をより大きくし、 社会的信用を高めて他の公的な団体と連携しやすくするためです。
元々、文化的・教育的活動を主軸とするため、営利を目的とするのは似つかわしくないと考えました。
日本伝統文化を現代に生きる多くの人に知っていただき、本来の民族性、特徴を再度考える起点として能楽を岩手から広めます。
「静」と「動」からなる「気の落ち着き」と、芸能を楽しむために不可欠である「道徳心」のある人間性を養い、世界に日本独特の美しさと芸術性を発信します。
古き文化を科学技術のように発展させて現代に適応させていく事により、新しい時代及び分野に踏み出すことができると考えています。
